ひぐらしの凶器
動機の後は凶器が出てこないといけませんよね(多分)
ということで、ネタ、その2。
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さて…次は、あなたが犯行に用いた凶器。それについてお話しましょう。
そう。「解けない謎」について、です。
まあ…凶器はただの手段に過ぎません。
"あなたが今回何を凶器として使用したか"を特定し、その凶器を抑えておいたところで、
あなたはまた別の武器を見つけ出すのでしょう。
//**質問すること。答えること**//
優れた質問は、それ自体に答えを内包している。
という言葉があります。
優れた質問は、必ず正しい答えと一対になるのです。
ですから、質問に対していくつもの相反する可能性が考えられるとき、その「質問は間違っている」のです。
…これは余談ですがね、私IQサプリという番組、好きなんですよ。
答えがわかると大変スッキリしますしね。
ただ…その後他局で始まったEQ何とかという番組は…ちょっと感心できませんでした。
何故って、IQサプリと同様「問題」に答える形式であるにもかかわらず、
「問題文から得た答え」では正解にならないのです。
問題文からすれば妥当とも見える答えが間違いとされるのを見て、大変…まあなんというか、モヤッとしてしまいました。
「この問題を、過去にある人物が有る特定の方法で解き、成功をおさめました。その内容とは?」
というのが、その番組における「正しい質問」だと思うのですがねぇ…。
…まあ、それくらい「正しく質問すること」は重要です
逆に考えれば、正しい答えを出させたくなければ間違った質問を投げかければ良いのです。
間違った質問には必ず間違った答えが返ってきます。
ひぐらしを例に取ってみましょう。
"あなたは、正解を出して欲しくない"
「自分が正解を言うまで、絶対に答えて欲しくない問題」を、どうやって出せばよいのか?
"でも、正解を考えるゲームに参加して欲しい"
たとえば…
「何故、本格推理では無いことを書かないのか」
答え 本格推理でないことを特定/限定すれば、本格推理では解けない=論理的回答はできないことを、
先に示唆、証明してしまう。
あらゆる可能性を論議させたいひぐらしとしては避けたいところでしょうね?
”ひとつとして特定されたくない”
ひぐらしが何を解いて欲しいのか書いていないのは、
それを書いたら8割方答えも解けたようなものだから。
”ひとつとして確定されたくない”
同じ理由で、設定考察をにおわせる「考察」もなるべく使いたくありません。
同じ理由で、「質問文」をなるべく書きたくありません。
何が謎なのか、それすらも謎。
この定義であればそうそう正解にたどり着けません。
…というよりも、よしんばたどり着いたとしても、
「たどり着いたことすらわからない」のです。
ですから
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選択肢でなく、あなた自身が真相を探るサウンドノベル。
恐れるか。委ねるか。立ち向かうか。楽しみ方はあなた次第。
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なのです。
本質的な定義は、たったこれだけです。
…ちなみに、物語がスタートする以前の「ひっかけ」が一つその上にあります。
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フラグのオンオフ、現在のルートが誤りであるか否かを心配することなく
物語の顛末の最後の最後までゆっくりと楽しむことができます。
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これにだまされたら、ハッピーエンドにはたどり着けませんよね?
まずは、ここに疑問を。
でなければ、最後までゆっくりと「誤ったルート」を楽しめるのですよ。
くけけけけ!
…さて、まあ何を言いたいかと言えば、要するに。
問題文の間違い、あるいは不足点を看破し、なおかつ正解を導き出すこと。
ひぐらしの出した問題とは、その構造の欠陥こそが問題文。
つまるところ、これこそがあなたの用いた凶器。
…我々は、
1+nは何?という質問に対して、
どういう反応を示すかを、問われました。
ある人は、問題が不完全として立ち去った。
ある人は、自分の好みの数値を代入した。
ある人は、まだ見ぬスマートな回答を期待し、夢見た。
ありとあらゆるモノを代入し、破綻のない答えを導く。コレが一つの遊び方。
公式そのものが答えとして、受け入れるのも一つ。
…現在の情報では証明不可能、とすることもできます。
ただ、不完全な質問に対する対応は、それだけではなかったかもしれませんね。
立ち向かう手段。最も困難で強力な相手に立ち向かう手段。
我々の取るべきもう一つの方法。
…それは、出題者に対して「質問すること」
"勇気を出して手を挙げて"
"困ったことがあったら相談しよう"
"その、問題文を作った人は"
不完全な質問に対し、質問を返すことで完全な問題文を作成してみましょう。
誰も試していないようなので、せっかくだから今言ってみます。
"あなたの、目の前に"
「問題文を完全にするために質問に答えていただけますか?竜騎士07さん」
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※「質問に質問で答えるなァーーーッ!」とか言われたらどうしようもありませんけどね…。